居抜き売却のための家賃の決め方

勝負の分れ目は居抜きにあり!

不動産を売却するときには、空室で売る場合と、入居者との賃貸契約を含めて居抜きで売る方法があります。 居抜きの売却では、立地や広さなどの資産価値よりも、家賃に対する投資利回りが価格を決める上で重要です。 賃貸中の入居者から、契約更新を機に値下げ交渉を受けることがありますが、家賃を値下げすると、投資利回りが低下します。投資利回りの低下は、投資対象としての物件の資産価値低下にもつながってしまいます。  一度下げた賃料の値上げは難しいので、月額の賃料を下げる代わりに、更新料を無料にしたり、エアコンなどの住宅設備を家主負担で設置するなど、代わりのサービスを提案し、月額の賃料は極力値下げしないようにするのがおすすめです。  更新料の有無など、月額の賃料以外の条件は、投資利回りで評価する場合の判断材料には一般的に含まれません。  

居抜きでも家賃は同程度の相場で利用可能

スケルトンで賃貸に出されていることが多い店舗のテナントですが、居抜き物件であれば、内装や業務に必須の建築設備などがあらかじめ設置されていることがあるので、開店時の初期費用を抑えることが出来て便利です。 そういった物件の場合、専門の賃貸業者などに問い合わせれば、自分が開店しようとしている店舗に近い内装や設備がそろっている物件を紹介してもらうことが出来ます。 家賃相場などもスケルトンで貸している物件と大差はないでしょう。